シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル

シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル

ここに至った前置きを書いたら無駄に長くなりそうだったので割愛しました。
が、削っても無駄に長くなりました。
行ってきました。兵庫県立芸術文化センター『シプリアン・カツァリス ピアノリサイタル』

ピアノリサイタルとかかしこまった公演なんて学校行事以外で行くの初めてじゃないかな。
買ったきりほぼ着ていなかった、よそ行きのちょっといいワンピースを着て行きました。

初めて行くくらいですから、もうめちゃくちゃ行きたかったんですよ。
だって生誕70周年ですよ。しかもここ数年何度も中止を繰り返してですよ。次がいつあるかわからないもの。
だからチケット争奪戦頑張りまして、C列の中央寄りの左手でした。
近さは大満足として、角度も良かったです。指使いも見えるしドヤ顔もちゃんと見えました。

カツァリス先生は思っていたより丸っこくて、思っていたとおり茶目っ気のある素敵な人でした。
本当に楽しそうに演奏される。見ていてとても楽しい。
もうね、着席してささーっと弾き始めるんですね。一旦かしこまることもなく。すごいね。あれすごく好き。

プログラム上の曲目は
ベートーヴェン
・ピアノソナタ 第12番 変イ長調 作品26より 第3楽章「葬送行進曲」
・ヴァイオリン ソナタ 第5番 ヘ長調 作品24「春」より第1楽章
・ヴァイオリン ソナタ 第9番 イ長調 作品47「クロイツェル」より第1楽章

サン・サーンス
・組曲『動物の謝肉祭』
・交響曲 第3番 ハ短調 作品78 R.176「オルガン付き」よりU-a U-b

なーんてそのまま書いてるけど実はあまりよくわかっていない。
一応子供の頃7.8年ほどピアノは習っていたんだけど、クラシックは練習曲くらいしか通ってきてないから…その良さを実感して真面目に聞くようになったのはここ数年の話で、お恥ずかしながら「白鳥」くらいしかわからなかったんだけど、特にベートーヴェンのヴァイオリンソナタの2曲が素晴らしくて…もう聞きながら興奮してしまって。
こんな曲を狭いアパートに一人こもって作り上げた(のかどうかは知らんが)ベートーヴェンという人に物凄く興味がわいてきて、まんが伝記事典とかは読んだことあるけど、もっかいちゃんと色々調べようと思った。
ショパンのときも思ったんだけどクラシック作曲家ってほんま頭狂ってる(最上級の褒め言葉です)

アンコールは何曲も弾いてくださって。
選曲についてゆっくり英語で説明してくださったところがあったんだけど、うまく聴き取れなくて「え!?何て!?」と心の中で叫んでいたときに周りから「あ〜〜なるほど」や「え、すご〜い!」といった感嘆と歓声が沸き上がり、知的レベルの差を感じてしまった。
後から和訳調べたら大筋間違ってはいなかったんだけどさ。
ウクライナとロシアの同じ名前の作曲家の曲を演奏くださいました。

ほんでこれチケットA席3,000円ですよ。安すぎない?(S席は無い)
中止になった名古屋公演でもS席7,500円くらいだったと思うけど。
一瞬えっこんなに安いんならもう一つ…とか錯覚しちゃったよ。

とても幸せな時間でした。行ってよかった。行けてよかった。
来てくださってありがとう。よければまた来てください。
CD欲しい。高い…。もうちょっとしたら買う。


つなビィでこんな長文書くの初めてなんだけど大丈夫なのか?どうなるんだ。